認知症 介護基礎 症状について
いつも介護奮闘記を訪問ありがとうございます。
本日は認知症についての基礎介護についてお話します。
まず認知症とは何か?
認知症とは病名ではなく、様々な原因によって脳の病的変化がおこり、認知機能が
低下していくもので日常生活全般において支障をきたす状態のことを言います。
生理的老化とは違い、高齢になってくると一部物忘れはあると思いますが、認知症は
自覚が少ないのが特徴です。
簡単に説明すると、「昨日何食べたっけ?」は単なる物忘れで食べた自覚はあります。
認知症の方は昨日食べた自覚事態がありません。
認知症をよく理解するうえで大切なのは行動や心理症状の理解をすることです。
心理的要因、身体的要因、環境要因などがあります。
この相互作用によって問題行動や心理症状などがおきます。
主な行動症状は徘徊や攻撃性や不穏、憔悴、不適切な行動など
心理症状としては妄想、幻覚、うつ、不眠、不安、無気力など
介護する側は何故こような症状がおこっているのかを考え、理解するのが大切です。
たとえば急に立ち上がり徘徊しだしたとします。この行動について何か?
もしかしたら不安感をもって急に立ち上がり徘徊しだしかもしれません。これは
心理症状からきているものですが、もしかしたらトイレがしたくて急に立ち上がったの
かもしれません。これは身体的要因からくるものですね。
立ち上がった行動自体に「どうしました?」と聞いても当然正しい答えは返ってこない
ことが多いです。介護する側がどう対応するかが大切になります。
今日はこの辺で、次回は対応についてお話しできたらと思います。
最後までご覧いただきありがとうございます。